こんにちは、国際局1年の坂本泰樹です。今回、トップ画像のNo.7について解説させてもらいます。拙い文章ですがご容赦ください。
7:孤立するビルマ

民主化を求めるデモを鎮圧するために発砲した兵士たちと、銃撃され街頭に倒れる映像ジャーナリスト長井健司さん(50歳)。地面に倒れながらも撮影を続けようとしている状況が伝わる。長井さんは、この直後に死亡した。
2007年9月27日 ヤンゴン・ビルマ
DAYS国際フォトジャーナリズム大賞 DAYS特別賞「孤立するビルマ」アドリース・ラティーフ
この事件は日本国内のメディアでも大々的に報道されたので、今回解説する写真のシーンを目にしたことがある方も多いのではないかと思います。簡単に事件の概要を解説させて頂くとこの時、APF通信の契約記者であった長井健司さんは、ミャンマー国内で、僧侶や市民による軍事政権への反政府デモを現地取材していました。その中で、軍の治安部隊がデモ隊に発砲し、長井さんも犠牲になりました。当初、ミャンマー政府は流れ弾による事故であると発表しましたが、後に、流れ弾ではなく至近距離から撃たれたのではないかと思わせる映像が公開されています。また、映像の中で長井さんは死の間際までカメラを構えていますが、このカメラは、未だにミャンマー政府から返還されていません。
この事件からも軍事政権の強大さが伺えますが、それと同時に、市民が民主化を強く求めていることも分かります。これまで、軍はミャンマー国内における民主化運動の指導者であったアウンサンスーチー女史を監禁したり、今回の事件のようにデモを武力により制圧するなど、民主化への動きを弾圧してきました。この様な政権は国民にとって良い政権とは言えないかもしれません。しかしながら、軍事政権=悪、民主化=正義といった単純な図式で考えることが正しいとも言えません。これまでいくつかの国が軍事政権から民主政権へと移行しましたが、結果として治安の悪化、内政の混乱などの諸問題を生み出してしまい、国民から軍事政権であった方が良かったと嘆く声があがる国が存在していることも事実です。どのような形で国民が納得するような政体へと移行するかを慎重に検討することが重要なのではないでしょうか?
ここでクイズです。ミャンマー国内の民主化運動の指導者であるアウンサンスーチーさんの姓はなんでしょうか?
A.アウンサン B.スーチー C.どちらも姓 D,どちらも姓ではない


